第102号   2015年3月31日    
   
メールマガジンをご愛読いただき、誠にありがとうございます。  
 
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      佐藤幹夫&ふるさとの会 合同企画
         メールマガジン創刊号      2015・3・31
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発達障害福祉、メンタルヘルス、高齢者ケア、生活困窮者支援支援とケアについて、多様な視点から考えるメールマガジンです。佐藤幹夫とふるさとの会が、これまでご縁をいただいた方々に発信しています。送付の不要な方は、お手数ですが事務局(info@hurusatonokai.jp)までお知らせください。

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【コンテンツ】

1 メールマガジン リニューアルのご挨拶///佐久間裕章(理事長)

メールマガジン読者の皆様こんにちは。

私はふるさとの会代表理事の佐久間裕章と申します。平素は当会のメールマガジンをお読みいただき誠に有難うございます。

早いもので、今年度も残すところ僅かとなってまいりました。

さて、ふるさとの会では新年度に向けてメールマガジンのリニューアルを予定いたしております。会の活動を毎月レポートさせていただく、従来のメールマガジンに加えて、年4回は内容を増やし、外部からの寄稿をいただきながらパワーアップさせたメールマガジンを発行させていただくこととなりました。

寄稿者及び編集者としてジャーャーナリストであり、ふるさとの会事例検討会「相談室ふらっと」の対人援助顧問である佐藤幹夫氏を迎えました。内容をパワーアップさせ、隔月の刊行をめざしより多くの方々に会の活動を知っていただくことができれば幸いです。

佐藤幹夫氏のほかにも、レギュラーで以下の方々に執筆をお願いいたしております。

的場由木:すまい・まちづくり支援機構理事、保健師。相談室ふらっとでの事例検討をはじめ、各方面の内容をレポートしてゆきます。現在、ふるさとの会の対人援助をまとめた「生きづらさ」を支える本(幻視舎ブックス)の改訂版を執筆。

水田恵:ふるさとの会創業者であり、現在はすまい・まちづくり支援機構理事長、更生保護法人同歩会理事長。NPOマネジメント論を佐藤顧問とともに話し合ってゆきます。その内容はメールマガジンにて順次報告いたします。

佐久間裕章:ふるさとの会代表理事。法人を取り巻く社会情勢の変化、介護保険等の制度改正がどのような影響を与えるのか、新しいニーズの発見と制度の動きについて報告してゆきます。

岡村毅:東京都健康長寿医療センター研究所、東京大学医学部精神神経科。相談室ふらっとの参加メンバーであり、対人援助顧問のひとり。臨床医としてふるさとの会に関わりながら、感じたこと、見えてきたものを徒然なるままにエッセイレポートします。

石神朋敏:編集員として法人の活動やメールマガジンの制作を行っています。

今後とも引き続きご愛読いただきますようよろしくお願いいたします

2 ふるさとの会の活動報告/// 石神 朋敏

       1月の出来事     2月の出来事

3 ゲストコーナー

小林隆児氏(児童精神科医)を囲んで 人間と発達を考える会

      「甘えのアンビバランス」とこころの臨床
         ―――『甘えたくても甘えられない』を読ながら

この本で、私がぜひとも書きたいなと思ったのは、0歳、1歳の段階で、親との間で体験する「甘え」の質ですね。これは発達障碍の人に限らず、すべての人間の一生の、それぞれの人生を、いろいろな形で彩ってくれるものとして、最も核心にあるものだということを私は言いたかったわけです。(本編より一部抜粋)
本編を読む

滝川一廣氏///『甘えたくても甘えられない』を拝読して

「甘え」はおとなと子どもの間に必ず生起し、それを導きの糸に子どもは育ってゆきます。これは子どもの生存と成長において重要かつ普遍的な現象で、自閉症においては、そこはどうなのか。一見、甘えなかったり、甘えを知らないかに見えるこの子どもたちにも「甘え」の心性はあり、しかもそれがかれらの自閉症的とみられる行動にまさに現れているのではあるまいか。これが、本書での小林先生のオリジナルな着眼ですね。SSPで、子どもだけでなく親の行動も観察して両者を照合するという方法を通して、そこに至ったのだとわかります。(本文より一部抜粋)
本編を読む

4 佐久間裕章/// 社会保障制度改革と「ふるさとの会」の現状

今回の号では、来年度に控えた社会保障制度の動きをレポートしつつ、制度の動きのなかのふるさとの会について現状をご報告してゆきたいと思います。

本編を読む

5 岡村毅(顧問・精神科医)/// ふるさと徒然草
  現場で出会った懐かしい友人のこと――自己紹介に代えて


はじめまして、ふるさとの会の顧問医の岡村毅と申します。東京大学医学部と東京都健康長寿医療センター研究所で研究をしています。尊敬する佐藤先生より「徒然なるままに」エッセイでも書くようにと御指名を受けましたので、文才はないことを自覚しつつ定期的に連載させて頂こうと思います。基本的にはふるさとの会のことを個人的な視点から書いていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
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6 水田恵(顧問)///〈論〉としての利用者ミーティング

ふるさとのメルマガの編集を佐藤幹夫さんにお願いすることになった。私の担当は利用者ミーティングを〈論〉として、報告することである。
 考えてみると1200人の利用者の半数以上は、65歳以上で、軸は団塊の世代。私(67)もその世代で、〈私〉を書くことから始めようと思い立った。ふるさとの会の若い職員が、支援対象者のこころ(成育歴の背骨)を、少しでも理解する手助けになれば、とも思う。
連載の第一回目として、団塊の世代である〈私の履歴〉について述べてみたい。
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7 的場由木(相談室・保健師)/// 認知症カフェの小話から対人援助を考える


昨年6月から毎月2回のペースで開催されている「墨田区オレンジカフェ」には、認知症をテーマにさまざまな人たちが集まってくる。私はふるさとの会の保健師として、そこに毎回参加させてもらうことになった。
本編を読む

8 佐藤幹夫(顧問・ジャーナリスト)/// ルポ「ふるさとの会」
事例検討会議6年を経て


「ふるさとの会」の事例検討会議は、月に1度開催されており、こんど73回を数えた。丸6年が過ぎたわけである。「ふるさとの会」は、元々ホームレスの人たちを支援するボランティア団体だったが、対象者が高齢化し、その抱えもつ困難が多様化し、なかには発達障害(自閉症スペクトラム障害・知的障害)とおぼしき利用者が増えてきたようだということで、筆者にお声がかかった。
この6年間、どんな話し合いがなされてきたかは、事例検討会議の主催者である的場由木さんの手で、『「生きづらさ」を支える本』(言視舎)としてまとめられている。これは「ふるさと支援論第1版」であり、第2版が更新中である。「ふるさと支援論」がどのような意義をもつか、どんな論議の筋道を経てまとめられていったかは、冊子の「解説」で書かせてもらっているので、ここでは繰り返さない。(本文より一部抜粋)
本編を読む
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佐藤幹夫ホームページ
  http://www5e.biglobe.ne.jp/~k-kiga/
ふるさとの会ホームページ
  http://www.hurusatonokai.jp/
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