第113号    2016年9月15日
   
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1.第40回「山谷夏祭り」のご報告
2.第13回支援付き住宅推進会議を開催しました!
  テーマ「支援付き住宅の運用方法と支援人材育成システムの開発」
3.2016年シンポジウムのお知らせ
4.厚生労働省 堀江大臣官房審議官が視察に来られました
5.厚生労働省社会・援護局 定塚局長が視察に来られました

6.苦情解決第三者委員会報告
 
1.第40回「山谷夏祭り」のご報告 
 
(左上)川施餓鬼の様子 (右上)二日目のステージ風景
(左下)炊き出し
(右下)無縁供養で経木に亡くなった仲間の名前を書いている方
 
 
8月20日(土)、21日(日)の二日間、台東区玉姫公園にて第40回目となる山谷夏祭りを開催しました。初日は大雨の悪天候となり、夕方からの舞台や屋台は中止し、高野山別院の僧侶の方々による無縁供養と炊き出しのみ実施しました。二日目は辛うじてお天気に恵まれ、「東京善意銀行友の会」や「下町ケーナ同好会」によるステージを楽しみ、ふるさとの会の利用者による屋台も出店され、第40回目の夏祭りを迎えることが出来ました。今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。
 
2.第13回支援付き住宅推進会議を開催しました!
  テーマ「支援付き住宅の運用方法と支援人材育成システムの開発」
 
 
 
7月10日(日)にサンパール荒川にて開催した、第13回支援付き住宅推進会議の内容をダイジェストでご紹介いたします。第一部が岡田太造氏(元厚生労働省社会・援護局長/兵庫県立大学大学院経営研究科客員教授)による講演「生活支援の効果 一事例の考察を通じて」を行いました。

第二部では、支援付き住宅の仕組と生活支援の人材育成についての討論を行いました。コーディネーターは高橋紘士氏:支援付き住宅推進会議共同代表/(一財)高齢者住宅財団理事長、パネリストとして 粟田 主一氏 東京都健康長寿医療センター自立促進と介護予防研究チーム研究部長、 佐藤 幹夫氏 フリージャーナリスト(『ルポ 高齢者ケア』(ちくま新書)等著者)、園田眞理子氏 明治大学理工学部教授、鈴木 宏仁:株式会社ふるさと店長、滝脇憲:ふるさとの会常務理事にご登壇いただきました。
 
 
 
■ 岡田 太造  基調講演
 「生活支援の効果 一事例の考察を通じて」


岡田氏がふるさとの会のある利用者の6年間の膨大な記録に目を通し、一事例の考察を通じて「生活支援の効果」について講演いただきました。効果としては、基本的信頼関係の構築、互助関係づくり、利用者の立場に立ったサービスの調整の3つがあげられました。そして、生活保護制度の中で「生活支援」をどう位置づけるかの問題提起を行い、最後に生活困窮者の支援を通じて感じる「自立」とは何か?をお話しいただきました。
 
■ 髙橋 紘士 コーディネーター
 「普遍的な支援論として」


(冒頭発言)ふるさとの会が切り開きつつあるのは、生活困窮者であってもここまで支援する力を持っていて、ケア論が成立しつつある。こんな人がこれからも増えるのでは、という問いかけは、これが普遍的な支援論として、これからの社会の標準モデルにしていくための先端的実践を切り開いてきたと思っています。
 
 
■ 粟田 主一 
 「本人の意思・想いを支援してゆく」生活支援


「心身の機能障害を生活障害に変えない」という意味での生活障害というのは、自分自身の選択のもとで人生を歩むことが障害されないようにしていく、ということです。本人の意思や想いをなるべく実現させてあげられるような支援が、本来の生活支援なのではないかと思います。 
 
 
 
 
 
■ 佐藤 幹夫 
 「生活支援の根本にある考え」

人間は、自己治癒力さえ保たれていれば、いろんな問題があっても、少しでも自分で問題を解決していこうとか、死なないで生きていた方がいいのかなとか、人生を前向きにとらえる気持ちが生まれるだろう。そうした条件を整えていく支援が、ふるさとの会の生活支援の基本にあるものだと捉えています。もう一つの軸として就労、自立、独居、自己実現といった形で幅があり、そのためにミーティングをして互助をつくっていく、という重要な支援があり、そのダイナミズムで支援が考えられているという点に、「ふるさとの会の生活支援」の特徴があると思います。
  
 
■ 園田 眞理子 
 「地域という要素を入れて生活支援を考える」


自立について、公(社会)と個人の関係で解こうとしたが、それは無理があった。そこで登場するのが、地域だと思います。(中略)地域が力をつけると、他者を承認して受け入れて、そこに満足感が生まれて、みんなに居場所ができると精神も安定して、意欲的行動や助け合いにつながって、空き家が増える状態とは全く真逆の状態になり、地域が住みやすくなって良くなる、という好循環になる。なので、ここに地域という要素を入れることが、生活支援を考えるうえで重要になると考えます。 
 

13回支援付き住宅の講演録、第二部の討議及び資料集(PDF) 

 
3.2016年シンポジウムのお知らせ 
ご案内チラシ 
「地域に支えられ、地域を支える」
~地域包括ケアシステムの社会資源として~
 
 
ふるさとの会・支援付き住宅推進会議 共催シンポジウム
日時:2016年11月3日(文化の日) 13:30~17:00(開場13:00)
場所:すみだ生涯学習センター(ユートリヤ)・ホール
定員:200名(要申込) 参加費(資料代):1,000円

 
【基調講演】 「支援付きすまい再考」
髙橋 紘士(写真)
一般財団法人高齢者住宅財団 理事長/支援付き住宅推進会議 共同代表

【パネルディスカッション】
「たまゆらの悲劇を繰り返さない ~共生社会の実現に向けて~」

(パネリスト)
園田 眞理子   明治大学理工学部 教授
堀江 裕 氏    厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部長
滝脇 憲      ふるさとの会 常務理事
(コーディネーター)
粟田 主一   東京都健康長寿医療センター自立促進と介護予防研究チーム研究部長

〈主催〉 NPO法人 自立支援センターふるさとの会
〈共催〉 支援付き住宅推進会議
 
 
 
 
 
4.厚生労働省 堀江大臣官房審議官が視察に来られました
 
7月8日、厚生労働省の堀江大臣官房審議官(社会・ 援護・人道調査担当)以下3名がふるさとの会の視察に来られました。当日は、ふるさとホテル三晃を見学し、山谷のなかを歩きながら自立援助ホーム清川荘、旅館朝日館、日の出館を見学。最後に地域生活支援センター台東で意見交換を行いました。
堀江氏は、現在は障害保健福祉部長に異動され、この視察をきっかけに11月3日開催のシンポジウム「地に支えられ、地域を支える」にパネリストとしてご登壇いただくこととなりました。
 
(写真:中央が堀江審議官) 
 
5.厚生労働省社会・援護局 定塚局長が視察に来られました
 
7月28日、厚生労働省社会・援護局の定塚局長以下5名の方々が新宿区大久保にある「まちカフェふるさと」へ視察に来られました。当日はまちカフェにて事業概要を説明した後、生活支援について、また地域で孤立した高齢者等を発見するためのアウトリーチ活動などについて意見交換をさせていただきました。
 
(写真:右から三番目が定塚局長)
 
6.苦情解決第三者委員会報告
 
8月13日、都市型軽費老人ホーム「ルミエールふるさと」で苦情解決第三者委員会(委員長:竹島正)を開催しました。利用者の皆さん8名と布川日佐史委員(法政大学教授)、大川正彦委員(東京外国語大学教授)が参加しました。利用者の皆さんからは、次のようなご意見が出ました。 ●職員が忙しそうなので遠慮してしまう。●職員の名前が覚えられないのでネームプレートを付けてほしい。●ミーティングに不在にしていたら、後で結果を教えてほしい。

今後もひとつずつ工夫して住み心地のよい住まいを皆さんと築いていきたいと思います。

 
発行元:特定非営利活動法人 自立支援センターふるさとの会
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